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09 19

【電子書籍】初心者のためのソルフェージュ入門

どうも、デジタルコンテンツ制作にはまっている火頭です。 

以前ブログにソルフェージュについて書いた回がありましたが、それらを踏まえ、「ソルフェージュ歌唱」に特化した、初心者のための入門書を書きました。内容的には、スケールの各音の役割や傾向に重きを置き、どうすれば「頭の中で楽譜の音を鳴らせるか」などに触れた内容です。

PDF形式でダウンロード可能です。
価格は¥380(税込)です。

初心者のためのソルフェージュ歌唱入門

しかし、こうして何かを書くというのは本当に勉強になります。 
日本語表現の難しさや、曖昧な文章を避けること、主観や感想を排除すること、など気をつけるべきことが沢山ありました。しかし一方で、デジタルコンテンツというアマチュアにオープンな市場で、どういった表現の可能性があるのか、考えさせられる所がありました。砕けた表現や主観たっぷりの文章など、デジタルコンテンツならではの「ゆるさ」も許されるのではないかと感じた次第であります。
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11 21

ソルフェージュについて その4

ソルフェージュの続きです。(´・ω・`)

歌唱部門の仕上げとしてモーダルインターチェンジもカバーしておきましょう。 

モーダルインターチェンジの代表的使用例、
Key=CMでFコードをFmに代えた場合。 
2つのコードで違うピッチはA/Abだけなので、そこに注目します。 
ファ ラ ソ というフレーズがあったとして、
それをファ レェ(Ab) ソと歌います。
(ラにbがつくとレと発音すると言うキマリがあるのです、
ややこしいですが気に入らなければ違う言葉でいいです。)

あとはド レェ ソ ド や ド レェ ド(レェは下方)なんかも定番。
始めはこういうありそうなメロディを使って練習するのがよろしいです、
実際の音楽では変化音のアプローチは分かり易い形で出ることが多いです。
不自然と感じるメロディは誰も使いたがりませんので、練習の際も有機的な形を選ぶ方が実践的です。

トニックCMとCmのインターチェンジも扱いは似ていますね、
FmとCmどちらの場合もbが付くピッチは、
下方に溶け込むように解決するのが自然ですので、
まずはそれを意識しましょう。
#とbの解決傾向を意識すると、
自然なメロディを書く練習にもなりますので一石二鳥です。
よく学校の授業ではハーモニックマイナースケールを生徒に歌わせますが、
以前も説明した通り実用的ではありません。
私はこのスケールを単純に上に昇る形で使う
クラシック音楽をたぶん見たことがありません。
何事も訓練だと言えばそれまでですが。

これくらいカバーすれば歌唱部門はだいたい合格です。 
こんだけ?って思うかも知れませんが、
ここまでを理論的理解と音のイメージングと両方できていれば、
聴音も同レベルの事ができるようになります。
聴音の方は更に高度な学習もしていきますが、
そこに歌唱をくっつける必要はあまり感じません。
真面目な人は勝手に歌唱もバランスよく練習しますけどね。

ソルフェージュの歌唱をやっていると、
キーシステムは「重力」みたいなものだと感じてきます。
CMにBbを放り込む(歌う)とFキーに対する力が働く、
F#を足すと音楽はGキーに向い、ピッチEbはピッチDに向かいたがり、
ピッチAbはピッチGに向かいたがる、
上方跳躍の次は下方に落ち着きたくなり、
下方跳躍の次は上に浮かびたくなる。 
こういう機能和声のルールみたいなものが体感できれば一皮むけます。
皮がむけすぎると、一般に理解できない音楽を書き始めたりしますので注意が必要です。 
しかし現代音楽なんかでエグイ音楽を書いている作曲家なんかも
驚くほど調性音楽や、対位法の規則を重視していたりするのです。
練習をしていると、各音の傾向が自分なりの語句として身についてきます、
まぁ長い目で練習していきましょう

ソルフェージュは一日にして成らずですよ。


追記:
ソルフェージュに関する自身の考え方を電子書籍として公開しました。移動ドのコンセプトを理解したい人におすすめします。
初心者のためのソルフェージュ歌唱入門 ~移動ドのコンセプトとキーの理解~
11 16

ソルフェージュについて その3

ソルフェージュについて

前回からの続き、さてダイアトニックに慣れたら今度は変化記号に対応しないといけません。 

まず転調をする時によく使われるセカンダリードミナントですが、これを使用する可能性に注目しましょう。
セカンダリードミナントを使用した場合はノンダイアトニックピッチを歌わねばならない可能性が高いです。(メロディで使われればと言う意味で100%ではありませんが)

Key=CでD7が出ればF#が使われ、E7がでればG#が使われる可能性があります。
シャープを歌うコツは#が付く前のナチュラルピッチを少しうわずらせた感じ、さらに目的となるピッチより少し下を、という風にイメージします。F#ならFより少し上、Gより少し下、と言う具合です。
D7はGにアプローチする事が目的なので、ピッチG以外に動く事は少ないです(イジワルしない限りは)。
先日挙げたドミナント的動きをして目的とするピッチに落ち着く事がほとんどですので、復習してみましょう。
D7の時に移動ドでいう「レシド」のドミナントフレーズを適応させれば、
ラ(A) (フィ)F# (ソ)Gと歌うことになります。
Gを新しいキーとして見れば、レ(A)シ(F#)ド(G)となっている事がわかります。
ソシドのフレーズを適応させれば、
レ(D) フィ(F#) ソ(G)となります。

b系を一つ紹介しましょう、C7の場合。
※ちなみに移動ドでは、シは「ティ」と発音します。
昔トリビア番組で紹介されていましたw ティにbが付くとテになります、これを無視すると説明しにくいので便宜的に紹介しました。

C Bb Aと言うメロディでC7 Fと言うコード進行が表現できます。
ド(C) テ(Bb) ラ(A)と歌うのが良いワケですが、この時もドミナントフレーズを思い浮かべましょう。
ソ ファ ミのフレーズがこの場合適応されています、目的がFなのでFからみてソファミ=C Bb Aですね。

ドミナントフレーズを使って目的とするピッチに落ち着くこと、これが転調の基本になります。レシドやソシドフレーズを使って色んなピッチにアプローチしましょう。

このようにセカドミなど、完全に転調していない場合は部分的な読み替えで対処をします。完全に転調している時は、適当な場所で新しいキーに読み替えをしなければなりません。
2つのキーを繋ぐピボットコードがあれば見つけ出してそこから新しいキーに考え直して読み替えをする事になるのですが、面倒臭がってはいけません、結局音楽理論が理解できていないと適切なピボットを見つけられませんからね、「あ~なんかいつの間にか調が変わってる~」なんて事は言わないように。

つづく


11 15

ソルフェージュについて その2

ソルフェージュについて(´・ω・`)

まず絶対音感を持っていない人は、相対音感に頼って音を判断する事になります。二つの言葉の違いについては適当に調べて下さい。

キーシステムを高いレベルで理解するためにソルフェージュを学習するのだと言う事を頭に入れてください。

メロディを聴き取る訓練をするのであれば、スケールの各音がキーの中でどういう働きをするかに注目します。
例えばメジャースケールの4番目と7番目の音はドミナントの属性が強い音ですので、それぞれ解決するための動きを取る事が多いです。

このドミナントピッチの動きに慣れると転調フレーズなどを聴きとる場合も、半音がどこにあるか、などを頼りにキーを判別できるわけです。

和音を聴き取りたいのであれば、まずその和音がトニック・ドミナント・サブドミナントのどの響き、どの役割を持っているかを判断するのが先です。どの音を使っているかなんて事は実は大した問題ではないのです。

私は「移動ド」と言う制度が好きです。
完璧ではありませんが、十分な制度です。
日本人はドレミ~で教育されているので、意識を変えるのが面倒ですけどね。

日本で教えるドレミは「絶対ドレミ」です、(そんな言葉はありませんが)
つまりドはピッチC レはピッチD ミはピッチE の事を指すと言う考え方。

相対ドレミ方式の「移動ド」では、ドはスケールの1番目の音、レはスケールの2番目の音と言う風にトニックがどこにあるかで、ピッチを可変させる考え方です。

キーがGMの場合、Gを「ド」と歌い、Aを「レ」と歌います。ドとレの間は全音、ミとファの間は半音、と言った風に音間隔を固定したまま基準(トニック)をずらす事で、自然とキーに対応した#やbを拾っていけるワケです。ギターなんかで、スケールを開始するポジションをずらせば別のキーになるのと同じです。

例:
トニックFを「ド」にして歌うと、自然と「ファ」の位置でBbが拾えます。
トニックEを「ド」にして歌うと、自然とF#G#C#D#に変化します。

面倒なのは、マイナースケールでは一部歌い方が変わったり、変化記号の歌い方が地方によって違ったりする事です。
Cマイナーで「CDEb」は「ドレ」となったり
Cメジャーで「FF#G」となると「ファフィソ」となったり
慣れない言葉に違和感があったりしますので、注意が必要です。

ま、別に言葉は重要ではなく、対応に困ったら「アー」でも「ウー」でもいいわけです。
移動ドを完全にマスターせよ、とは言いません、キーシステムを理解するための過渡的な訓練として身につければいいのです。

初見での転調に弱いとか言われる移動ドですが、
転調を連発するような音楽を、ソルフェージュで歌う必要はないでしょう。有名音大のソルフェージュのガイドラインとか見ていると、こんな難しいの歌ってどうするんだろ?とか思ってしまいます。(もちろん、キチンと調の分析をして歌うやすいよう、理解することは必要です)私はセカンダリードミナント、モーダルミクスチャー、教会旋法までをさらえば十分だと思います。

ソルフェージュ歌唱のキモは、転調のメカニズムを視覚的に捉える能力、つまり理論的理解と楽譜を読む能力を培い、響きや音をイメージできる能力を鍛えることなのです。キチンとステップを踏めばそのうちドレミで発想しなくても、頭で「こういう響きのはず」とイメージできるようになります。

今日はダイアトニックピッチの練習方法をご紹介します。
キーを頭にセットするために、スケールを選んで楽器と一緒に歌います。
キーをセットするためのフレーズは、
ド レ ミ ファ ソ ファ ミ レ ド シ ドが一般的です。 
もちろん移動ドで考えての歌い方ですよ。
特にトニックピッチを忘れないようにしましょう。
おもむろに、ド ミ レ ファ ミ レ ミ ソ ファ~など適当に歌います。ピッチがあっているか楽器で確認する事。

大事な事は、頭で音を浮かべる→発声する→楽器で確認する 
というステップを踏む事です。
特に音をイメージする能力は音楽をする上で非常に大事になります。
ファとミの半音とドとシの半音を特に意識しましょう。
できるだけランダムに動く方が訓練にはなりますが、
まずは狭い音域で簡単な動きで練習する方がいいです。
その中で、ドミナント的な動きに慣れます、
ドシド レシド ラシド ミレド ソシドなどは
よく聴くパターンですが、
これらは転調する時にも非常に重要なヒントになります。
歌う事に慣れてくれば6度や7度跳躍など大きな音程を歌ったり、
本当にランダムな動きをしたり、トニックより上の音ばかりでなく下にも挑戦するなど、ハードルを上げましょう。
練習はこれだけです、これを続ければダイアトニックに強くなり、耳も自然と良くなります。

つづく


11 11

ソルフェージュについて

ソルフェージュについて。(´・ω・`)
私が学生時代地獄のように苦しんだ科目です。

ソルフェージュと言うのは総合的な音楽力の育成を目指す科目。
具体的には聴音(耳コピ)・歌唱・リズム訓練の3つを基本に、
簡単な指揮や様々な種類の楽譜を読む訓練なども入ってきます。

忘れもしません、
大学1年生の最初のソルフェージュの授業での出来事でした。 

「じゃ、まずは軽くテストしまーす。」

みたいな感じで先生がピアノに向かいます。 

「一人ずつ今から弾く音を声に出して歌ってね~」

私「!?」

マジで?こんな知らん人達の前で歌声出すの? ないわぁ~。 

音感なんて全く持ち合わせていなかった私、
見事教室で一人だけ音を取れずに喘いでいました。

「キミ、授業後に残ってね」

私「...(学校辞めよう)」

辞めませんでしたが、ハゲるほど訓練しました。
まぁ日本で音楽やってる人は絶対音感を持っている人が少なくないので、
持っていない生徒との実力差が激しく、
先生方も手を焼いてるんだと思います。 
私見ですが、絶対音感保持者は学校で改めて
ソルフェージュを勉強する必要はあんまりありません、
おそらく子供の頃にそういうのを経験しているんでしょうからね。
ただ絶対音感保持者の中でも、
見慣れないハ音記号や移調に弱い人がいますので、
それらは学習する価値があるでしょう。

ちなみに私は、
音痴・耳コピ苦手・リズム音痴の3拍子でしたから、
それはそれは良い所無しでした。
しかし真面目に練習すれば、誰でも音感は鍛えられます。

ソルフェージュの訓練方法は次回以降記載する事にします。

ソルフェージュは教育者次第です。
先生が絶対音感保持者であれば、音感が悪い人の気持ちが分かりません。
ほとんどの人は相対音感の鍛え方を理解していません(たぶん)。
音を聞いただけで音符に聴こえたりする先生が、
できなくて困っている生徒をどうやって指導をするのでしょうか?
相対音感を鍛えるメカニズムをどう理解しているのか、
一度お話してみたいものです。

そしてクラスのみんなの前で一人で歌を歌わせたり、
ホワイトボードに今から弾くメロディを書き取りなさいと指示したり、
こんなやり方ではソルフェがハゲるほど嫌いになる人が続出します。
そもそも冒頭で書きましたが、
ソルフェージュは音楽力を高める訓練ですので、
聴音や歌唱ばかりが注目されるのはおかしな話です、
もっとフレキシブルに音楽の理解を深める指導をするべきです。

聴音と歌唱の基礎はメジャー/マイナースケールに強くなる事、これに尽きます。
つまりはキーシステムを「徹底して」理解することが耳を鍛える事に繋がるのです。

こんなところで次回に続く。


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